北海道に移住して初めの年は人力で雪かきしてました。
雪の多い地域(平均積雪1m~1.5mくらい)なので毎日の雪かきは家の周りだけでも大変です( ;∀;)
次の冬は除雪機を導入することにしました。
ホンダの小型除雪機HSS970n JXという機種です。
結果除雪機を導入して劇的に楽になりました。ホンダ除雪機のレビューと使い方のご紹介です。
なおまだまだ初心者ですので使い方間違ってるところなどありましたら教えていただければ嬉しいです!
硬い雪にも対応 ホンダ小型除雪機HSS970n (JX)クロスオーガ↓↓
各部名称と機能
操作レバー、パネル各部の名称と操作方法です。
コントロールパネル各部の名称と機能
① 変速レバー:前へ倒すと前進、後ろへ倒すと後進、真ん中がニュートラル
倒す量によってスピードの調節ができます。
② エンジン回転調節レバー:前へ倒すと出力が上がり雪を遠くへ飛ばすことができます。
③ 投雪方向調節スイッチ:十字スイッチになっていてシューターを上下(114°)左右(187°)の範囲で動かすことができます。
④ チョークノブ:エンジンが冷えているときにはこれを引いてからエンジンをかけます。
⑤ エンジンスイッチ:キーを差し込み右へ回すとエンジン始動
⑥ アワーメーター:エンジンを動かしていた時間の積算が表示されます。オイル交換などの目安に使用します。
左右ハンドルとレバーの機能
右側ハンドル&レバー
右ハンドル上のレバーを握るとオーガ(除雪ローター)が回転します。
右ハンドル下のレバーを握るとオーガハウジングの高さを調節できます。
通常は中くらいの高さで使用します。後進、段切除雪の時に高めに、硬い雪などで機体が浮き上がるような時は低い位置に変えて使用します。
左側ハンドル&レバー
左側ハンドル上のレバーが走行クラッチレバーになっています。
オレンジの変速レバーをN(ニュートラル)位置にし走行クラッチレバーを握ります。レバーを前に倒せば前進、後ろへ倒せば後進します。
走行&ターン youtube動画
除雪なしでの走行と旋回はどんな感じか動画もチェックしてみてください。外気温はマイナス5℃、地面は滑りやすい雪です。
Jackeryのポータブル電源除雪方法
①変速レバーをニュートラル(N)位置にします。
②キーを差し込み右側へ回しエンジンをスタートします。(エンジンが冷えているときはチョークを引いておきます。)
③エンジンの回転が安定したらチョークをもとに戻します。
④オーガーハウジングを上げて除雪する場所まで移動します。
⑤オーガーハウジングの高さを調整します。通常は中くらいの高さ、機体が浮き上がる場合は低い位置にします。
⑥投雪方向調節スイッチでシューターの向きを調節します。雪を捨てる場所へ向けます。
⑦除雪クラッチレバーを握りオーガー(除雪ローター)を回転させ除雪を開始します。
⑧前進しながら除雪する場合は走行クラッチを握り変速レバーを前へ倒し前へ進みます。
HSS970n JX1除雪機 youtube動画
動画も参考にしてみてください。
除雪中のクロスオーガ回転部分を前から見た映像です↓
ホンダ除雪機HSS970n JX1の良いところ、悪いところ レビュー
他の除雪機を使用したことがないので他機種との比較はできませんがあくまで私が感じたことです。
良いところ
ここはなかなか良いと思い点、、、
・小型な割にはパワフルで扱いやすい
・一度覚えれば操作方法はシンプルで分かりやすい
・雪を結構遠くまで飛ばせ投雪距離の調節ができる(説明書には最大16m飛ばせると書いてますがそこまではなかなかいかないと思います)
・投雪方向を変えられる
・家庭で使うにはちょうどいいサイズ
・割と硬い雪にもぐいぐい食い込む(クロスオーガの威力なのか?)
・意外に高速で走る(除雪してない時)
・人力除雪に比べて体力的にかなり楽
悪いところ
ここは弱点・欠点かなと思える点、、、
・クローラー(キャタピラ)が左右同時に同方向にしか動かない
・自重が130kgあるので女性にはちょっと重たい(特に左右へ曲がる時)
・左右へ旋回(ターン)する時、滑りにくい路面だとかなり動かしずらい(滑りやすい雪や氷なら問題なし)
・オーガーハウジングを動かせる範囲が狭い
・使わない時の保管にそれなりの広さの場所が必要
※追記:一度オーガ回転部分が凍結しているのに気づかずそのまま除雪しようとしてシャーボルトが折れてしまいました。作業後は雪が付いたままにして凍り付いたようです。その後は作業後必ず回転部についた雪をブロアでよく落とし、さらにオーガ部分を空回しするようにしています。雪をきれいに落とすようにしてからは凍り付いてシャーボルトが折れたことはありません。
まとめ 総評
人力に比べてとても楽に大量に除雪を短時間ですることができとても助かります。
人力だとどうしても遠くに雪を飛ばすことができず近くに雪がどんどんたまっていきますが除雪機で遠くに飛ばせるので歩く場所の確保などが容易になります。
サイズ的にも広大な敷地でない限りはちょうどよいサイズです。
この機種の弱点は左右へ曲がる時にクローラー(キャタピラ)が同時に同方向にしか動かすことができず重量があるので旋回する時はある程度の腕力がいるところです。特に路面が滑りずらいところでは動かしずらいです。(専門のお店の方によると重量が軽すぎる機種では硬い雪に乗り上げてしまうのでこれくらいの重量はあったほうがいいようです)
良い点、悪い点ありこれさえあれば除雪は完璧とはいかないですが、やはり12月~3月4月までの長い期間毎日の除雪を人力でするのは体力的にも大変で疲労も重なります。そんな時除雪機の威力はかなり大きいと思いました。
耐久性や整備に関しては今後またレビューしていきたいと思います。ありがとうございました。
硬い雪もしっかり除雪 ホンダ小型除雪機HSS970n (JX)クロスオーガ↓↓
HSS970n用 アクセサリー、メンテナンス用品
姉妹機&ライバル機種
ホンダ除雪機姉妹機
エンジン式クロスオーガ HSS1170n-JX1↓↓
エンジン式クロスオーガ HSS760n-JX1↓↓
コンパクトタイプ HSS655c-JE1↓↓
コンパクトタイプ HSS760n-J2↓↓
エンジン式ノーマルタイプ HSS970n-J1↓↓
ハイブリッドタイプ 小型除雪機HSS1170ik2(J)↓↓
中型ハイブリッド除雪機HSM1380i(JR)↓↓
中型ハイブリッド除雪機HSM1590i(JRG)↓↓
ユキオス SB800-JVT↓↓
他社ライバル機種
ヤマハ YSF860-B↓↓
ヤマハ YT660↓↓
共立 KFS1071T↓↓
ハイガー HG-K1101Q↓↓
除雪用防寒対策用品
ホンダ除雪機 HSS970n JX スペック
参考データ(出典:HONDA除雪機HSS970n/HSS1170n取扱説明書)
寸法・重量
全長 | 1410mm |
全幅 | 725mm |
全高 | 1170mm |
機体重量 | 130kg |
除雪部
除雪幅 | 710mm |
除雪高 | 510mm |
オーガ径 | 355mm |
投雪部
ブロワ径 | 300mm |
ブロワ周速 | 21m/s |
投雪口回転角度 | 187° |
投雪口上下角度 | 114° |
エンジン性能
エンジン種類 | 空冷4ストローク単気筒OHV |
総排気量 | 270㎤ |
最大出力/回転数(kW[PS]/rpm)* | 6.3[8.6]/ 3,600 |
使用燃料 | 無鉛レギュラーガソリン |
燃料タンク容量 | 5.0ℓ |
始動方式 | リコイルスターター(手動)/セルフスターター(電動) |
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