冬になると時々報じられる大雪で立ち往生で何時間、または長ければ数日も車に缶詰めなんてニュースありますね。
実際に昔トラックの運転手をしていたころ雪の名神高速道路で普段なら30分で行けるところを8時間かかった経験があります(;゚Д゚)
雪道ドライブに必要な装備ってどんなものがあるんでしょうか?
今は北海道に住んでいて冬の雪道用として実際に車に積んでいる物や装備している物、万が一スタックした時、立ち往生で数時間以上車に閉じ込められたときにあれば便利なグッズなどをご紹介します。
雪道運転の必需品
これがないと危険!雪道ドライブには欠かせないアイテム
スタッドレスタイヤ
雪の多い地方を走る場合はこれが必需品です。
雪が降り始める前の早い時期に交換して思わぬ雪道に備えます。
走行距離、使い方にもよりますがタイヤの減り具合、劣化具合にも注意しておきたいところです。
タイヤ各メーカーが走行用途に応じた様々な種類のスタッドレスタイヤが発売されているので自分に合ったものを選ぶのがいいと思います。
タイヤチェーン(一部装着義務道路を通行する時、雪が少ない地方)
2018年12月、一部道路でチェーン規制が発出された時、チェーン装着が義務化されました。
国土交通省のホームページではどこでどんなタイミングでチェーン規制が出されるのかが書かれているのでチェックしておきましょう。
普段冬になってもスタッドレスを装着しないエリアも多いかと思います。
年に何度か雪がちょっと降るだけの地域に住んでいる人や時々スキーやスノボで雪山へ行く人など。
そんな人は不意な降雪に備えて必ず積んでおきましょう。
特にノーマルタイヤのみでは山道の上り坂で動けなくなってしまうことが多いです。自分も困りますし他のドライバーにも迷惑をかけてしまいます。
タイヤチェーンは初めてつけるとやり方がわからず戸惑ってしまうこともあるので雪の無い時に練習しておくことをお勧めします。
ウォッシャー液
これはなくても走行はできますが雪道を走行していると跳ね上げた雪がフロントガラスに当たりとても汚れます。これをきれいにするためによく使います。
特に比較的気温が高くなってもまだ雪がある冬の初めや春先、ドロドロになるフロントガラスはものすごく汚れ前が見えなくなるほどになります。
不凍液が配合されたものがいいです。春先などは大量に消費するので残量はこまめにチェックします。空っぽになってウォッシャー液使えないと前が見えません!
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あれば便利 あったら助かる アイテム
雪の降る地方、雪道ドライブの予定があれば積んでおきたいアイテム
軍手・作業用手袋
寒い冬の日に外で作業をするときあったほうがいいです。特にタイヤチェーンを雪の中装着する時にはこれがないとかなりきついです。
長靴
ここれも降りしきる雪やぬかるむ地面にはあると助かります。普通の運動靴や防水の無い靴で雪の中作業すると中まで濡れてしまい指先が冷え切ってしまいひどい場合は凍傷の危険もあります。
雪の中の作業をする時には防寒長靴またはスノーブーツをおすすめします。
スノーブラシ(雪落とし用)
雪落とし用のスノーブラシは長時間雪が降りしきる屋外に駐車する時に車の上に積もった雪を落とすのにあるととても便利です。
大きな車用に長さが調節できたり反対側が氷を削るアイススクレーパーになっている物もあります。
雪国でよく外に駐車することがある人はぜひ一本は積んでおきたいアイテムです。
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アイススクレーパー 氷落とし
特に朝、その日初めて車に乗るとき車のガラスについた氷を落とすためにあると便利です。
ちなみに「お湯をかけて氷を解かす」はNGです。なぜかというと冷たくなったガラスと高温のお湯の温度差でガラスにヒビがはいったり、お湯がすぐに凍ってしまうこともあるためです。
フロントガラスの凍結対策にはほかにも解氷スプレーというものあります。スプレーで手っ取り早くガラスについた氷を融かします。
フロントガラス自体を覆ってしまう凍結防止カバーもあります。外側からフロントガラスを覆って凍らないようにします。
冬用ワイパー
冬用ワイパーは夏用に比べてゴムが低温でも硬くなりにくい材質のものが使われています。
そのため雪の日に凍り付いて動かなくなったりきれいに雪が拭きとれず視界が悪くなるといったことも起こりにくくなります。冬場は常に氷点下になる特に気温が低い地方では冬用ワイパーは威力を発揮します。
万が一に備える 緊急用にはコレがあると便利
いつもは使わないけど万が一の時あると助かる緊急用アイテム。積んでおけば自分以外のドライバーが困っている時には助けることもできます。
牽引ロープ
雪道で思わぬ吹き溜まりにはまってしまったり、路肩が見えなくて溝に落ちて動けなくなってしまった時に他の車に引っ張てもらう、または引っ張ってあげるときにコレがあれば助かります。
自分の車のどこに牽引ロープを引っかけるのかあらかじめ調べておきましょう。
スキー場でバスの運転手をしていた時の話↓↓
ブースターケーブル バッテリー上がりに
冬の寒い時期はバッテリーの性能が下がります。暖かい時期よりもバッテリー上がりが起こりやすくなります。急にエンジンがかからなくなったりした時にこれがあれば他の車に助けてもらったり、助けてあげることもできるので万が一に備えて一つは積んでおきたいですね。
緊急脱出用マット(スノーヘルパー)&スコップ
深い雪にはまってしまった時にこれがあれば抜け出せます。空転するタイヤの前か後ろにセットするとスリップを防ぎ脱出が可能になります。雪がある程度の深さ以上の時はスコップもあると便利です。どうしても動けない時はやはり牽引ロープで他の車に引っ張ってもらうしかありません。
携帯用トイレ
雪で立ち往生してしまいどうしても動けず長時間車に滞在することになってしまった時困るのがトイレです(;^ω^)
小さなもので値段もそれほど高くないので一つ積んでおくと安心ですね。
その他あれば役立つアイテム
雪道ドライブのみならず地震や台風、大規模停電などの災害の時にもあれば心強いアイテム
携帯充電用予備バッテリー(モバイルバッテリー)
携帯電話は助けを呼ぶ際にはなくてはならないものです。万が一に備えて携帯充電用予備バッテリー(モバイルバッテリー)は一つは必ず持っておきたい。
緊急用食料(ナッツ類、チョコレート、水など)
長時間車に閉じ込められ近くにコンビニもない、となるとだんだんお腹が空いてきます(゚Д゚;)喉も乾きます。
水がなければ人間は数日しか生きられませんが水さえあれば数週間は生きられるといわれています。
そして食料でおすすめなのはナッツ類です。小さくて保存に優れていてかつ高カロリーでビタミンB1、B2、E、カルシウムなどの栄養素もありエネルギー補給にはもってこいです。水やチョコレート、ビスケットなどと一緒に持っていると安心です。
3年間の長期保存できる缶詰入りのパンもおすすめです。
毛布、寝袋
車中泊をしなければならなくなったら寝袋や毛布があると体全体の防寒になります。窓の近く、ドア付近は車の暖房をかけていても冷気があります。長時間滞在に備えて積んでおくと安心なアイテムです。
使い捨てカイロ
万が一暖房を止めなければならない状況になってしまったり、外での作業で冷えた指先や体をあっためるのにこれがあると助かります。これも小さなものなので積んでおくと安心です。
懐中電灯 ・ランタン(手に持ったり地面に置いたりどこかにぶら下げておくこともできるものが便利)
夜間に車の外にでなければならない状況になれば懐中電灯が必須です。
スマホのライトを使うとバッテリーをかなり消費してしまいます。
手に持っても地面に置いても使えるランタンだと作業をする時に両手が使えて便利です。
キャンプなどにも使えるので積んでおいて損はないアイテムです。
オーライトポータブル電源
アウトドア用のポータブル電源があれば様々なものに電源を供給することができます。家庭用AC電源の他クルマのシガーソケットからも充電可能です↓↓
アウトドアや防災に活躍!【ポータブル電源】車で大雪の日に長時間滞在する時の注意点
大雪の日、気温が低い日に長時間車内にとどまるのはとても危険な時があります。以下のようなことにじゅうぶん注意しましょう。
・マフラーが雪で覆われてしまうと排気ガスが車内に充満してしまうことがあるので換気のため窓を少し開けておく。
・残りのガソリンの量に気を付ける。万が一残り少なくなりエンジンを止めなければならなくなると暖房が使えなくなります。命の危険にさらされると感じたら警察などに連絡して救助を要請しましょう。
・雪で救助車両が到着するまでには時間がかかります。凍傷や低体温を防ぐためできるだけ暖をとる工夫をしてください。必要なら周りの車やドライバーに救助を求めてください。
まとめ
雪道ドライブに必要な装備品、これがないと困る必需品からあればかなり助かる物までたくさんありますが備えあれば憂いなしです。
小さなものなら車内の片隅に積んでおくだけで安心感が違います。
万が一に備えておけば自分だけでなく他の人も助けられるかもしれません。
冬になる前に、雪が降り始める前に、雪道を走る前にできるだけ早めに準備しておきましょう。
雪道の運転は難しい??雪道での運転方法はこちらの記事で紹介しています↓