札幌運輸支局(陸運局)でユーザー車検を受けてきました。
これから自分の車や会社の車を整備工場やディーラーなどを通さずに自分で車を持ち込むユーザー車検を受けてみたい。
そんな方のために予約から実際の受験当日の様子、費用、合格時、不合格時の対応をご紹介します。
まさかの不合格をくらったのでその時のことも、、、(・_・;)
ちなみに車検は札幌ナンバー以外でも札幌運輸支局で受けることができます。
※ただし構造等変更検査の場合は札幌ナンバー以外の車は受けることができません。
札幌運輸支局の管轄エリア | |
石狩 | 札幌市 石狩市 江別市 北広島市 恵庭市 千歳市当別町 新篠津村 |
後志 | 小樽市 倶知安町 余市町 古平町 積丹町 神恵内村仁木町 赤井川村 泊村 共和町 岩内町 京極町 喜茂別町 留寿都村 真狩村 ニセコ町 蘭越町 寿都町 島牧村 黒松内町 |
空知 | 岩見沢市 滝川市 砂川市 赤平市 歌志内市 芦別市 美唄市 三笠市 夕張市 新十津川町 浦臼町 月形町 南幌町 栗山町 長沼町 由仁町 上砂川町 奈井江町 |
お住いのエリアを管轄する運輸支局がどこかわからない場合はこちら
※今回受けたのは普通自動車です。軽自動車は軽自動車検査協会で受けることになります。
【楽天車検】■ユーザー車検をおすすめする方(^O^)■
- 車検費用を節約したい
- 無駄な検査はしたくない
- 自分の車は自分で管理したい
- いつもメンテナンスをしているので車の整備状況は把握している
以上に当てはまる方はこの記事で紹介しているユーザー車検のやり方を見ながら挑戦してみてください
■ユーザー車検をちょっとおすすめできない方(>_<)■
- 車のメンテナンスはやったことがない
- 仕事が忙しくて平日の昼間に時間がとれない
- 普段の乗り方、走行距離、年式などから車の状態に不安がある
- いつも車がなんか調子悪い
- 車は運転と給油以外はやりたくない
- とにかくめんどくさがり
以上の方は専門の業者に車検をおまかせしたほうが安全です。
アクセル踏み間違いシフトレバー間違い防止策 誰でもできる↓↓
予約方法
札幌運輸支局ウェブサイトから予約をします。→自動車検査インターネット予約システム
クルマのナンバーや車台番号が必要なので手元に車検証を用意しておきます。
■アカウントを作ったら予約画面に入り検査場・検査の種類(継続検査)・検査車種を選びます。
■次に検査時間を選びます。万が一不合格になったら修正してもう一度受けなおさないといけないので早い時間帯をおすすめします。時間は後で変更することもできます。
■続いて氏名、電話番号、住所など必須項目と登録番号、原動機型式、車台番号を車検証を見ながら入力します。
■予約が完了すると確認メールが届きます。検査日前日にも確認メールが届きます。
必要書類
■検査当日までに準備しなければいけない書類は以下の通りです。
- 自動車検査証(車検証)
- 自動車損害賠償責任保険証明書(自賠責保険)当日北海道陸運協会で買うこともできます。その時古い方も必要。
- 自動車税納税証明書
- 点検整備記録簿(定期点検整備が終わっている場合。なくてもOK。車検後に点検を受ける必要あり)
■検査当日、運輸支局でもらう書類は以下の通りです。
- 自動車検査票(小型車1700円、普通車1800円分の印紙を当日購入して添付)
- 自動車重量税納付書(必要額の自動車重量税印紙を当日購入して添付)
- 継続検査申請書(専用3号様式)
継続審査申請書(専用3号様式)はダウンロードしたものを使うこともできます。
費用
ユーザー車検でかかる費用は検査を受ける車の年式、重量、エコカー減税、追加の整備などによって変わってきます。
今回僕が受けた時の費用を参考までにのせておきます。(2018年式、2500cc)
- 自動車重量税:32800円
- 自賠責保険(24カ月):20010円
- 自動車検査証紙:1400円
- 検査登録印紙:400円
- ヘッドライト光軸調整:2200円
合計額:56810円
クレジットカード・QR決済などは使えません( ;∀;)現金を用意しておいてください
重量税はこちらのサイトで事前に確認することができます→自動車重量税額照会サービス
自動車重量税早見表はこちら
事前準備と注意点
ユーザー車検を受ける前にやっておきたいことがいくつかありますのでおさえておきましょう。
以下の準備を受験前にしておいてください。
- クルマの車体下回りを洗車しておく
- 後部座席が座れる状態にしておく(たたんであれば起こしておく)
- 発煙筒を積んでおく
- 積んである荷物は降ろしておく
- 車台番号と原動機型式の打刻が見えるように拭いておく
- 車輪にホイールキャップが付いていれば外しておく
- タイヤの空気圧、残りの溝をチェックしておく(溝の深さ1.6mm以上必要・スリップサインが出ていないこと)1.6mm以下・スリップサインが出ている場合はタイヤを交換しておく
- ライトなどのスイッチ類の操作方法を確認しておく(普段あまり使わないフォグライトなども)
普通の乗り方(買い物、通勤、レジャーなど)をしていてある程度のメンテナンス(定期点検、オイル交換、ウォッシャー液補充、タイヤ交換など)を時々していれば大きな問題はありませんが不安な方は札幌予備検査場で事前にチェックしてもらいましょう。
もっと詳しく知りたい方はこちらを参照↓↓
参照:独立行政法人自動車技術総合機構 車検時の注意事項
参照:独立行政法人自動車技術総合機構 第8章 新規検査、予備検査、継続検査又は構造等変更検査 (改造等による変更のない使用過程車)
参照:北海道運輸支局 ユーザー車検受験案内 5.検査(予約当日)注意事項
- 車に改造がある場合や特殊な部品など取り付けている場合は事前に運輸支局で相談してください。
- 整備状態に不安がある方、操作方法に不安がある方は専門業者にお任せすることをお勧めします。
札幌運輸支局の行き方 アクセス
住所:北海道札幌市東区北28条東1丁目
国道5号線側から直接入ることはできません。1本東側に入ります。
入口
札幌運輸支局庁舎正面
ユーザー車検当日の流れ
車検当日の流れを順を追ってみていきましょう
1.車を駐車場に停めて庁舎内へ
2.中へ入ったら右奥のカウンター4番(ユーザー車検受付)へ行きます
「ユーザー車検できたんですが、必要書類をください」と言えば
自動車検査票、自動車重量税納付書、継続検査申請書(専用3号様式)
がもらえます。
あなたの愛車は今いくら?ガリバーの【無料査定はこちら】3.庁舎入口入って左側のブースで「印紙お願い致します」と言って書類一式と車検証を渡せば必要額の印紙を買うことができます。印紙を貼る場所も教えてくれます。
4.フロア一番奥の壁にユーザー車検書類記載例が掲載されてるのでそれを見ながら必要箇所を記入していきます。鉛筆のところとボールペンで記入のところがあるので注意。
記載例はこちら
どんな車も高価買取!廃車買取のカーネクスト5.駐車場北側の北海道陸運協会へ行き自賠責保険を購入します。その時に古い自賠責保険証も必要です。
6.予約した受付時間がきたら4番カウンターで書類一式を提出します。係の人が書類をチェックしたら返してくれます。
7.書類一式を持って車に戻り検査レーンへと進みます。
この時、初めての方、ユーザー車検に不慣れな方は3番レーンへ進みます。自分の番が近づいたらハザードを点灯させてユーザー車検であることを係の人に知らせます。やりかたをその都度教えてくれるので指示に従います。
事前に見学コースから検査場を見学することもできます。
構内案内図はこちら
8.自分の番がきたら係の人が近づいてきてやることを教えてくれます。自分の前の車も見て参考にしましょう。検査時の様子はこちら
- 自分は車の中で操作し係の人が外から指示を出してくれるのでオーディオ類はOFFにして窓は開けておく
- ボンネットの開け方は事前に確認しておく
- ライトなどのスイッチ類の操作方法は事前に確認しておく
- 後部座席は座れる状態にしておく(たたんだ状態なら起こしておく)
- 発煙筒が搭載されていることを確認しておく
9.ひとつづつ検査項目をクリアし検査票に刻印していきます。やり方は教えてくれます。
10.全ての検査が終わったら検査票を判定室へ持っていき確認のハンコを押してもらいます。これで検査は終了です。
検査に合格したら
全ての検査に合格したら車を駐車場に停め、全ての書類を持って先ほどの庁舎内へ戻り5番カウンターへ提出します。
しばらくすると名前を呼ばれ新しい車検証と有効期限が記載されたステッカー(検査標章)が交付されますv( ̄Д ̄)v
古いステッカーをはがして新しいものを貼り付けて完了です。
法定点検がまだの場合は忘れずに受けましょう!
検査に不合格だった場合
残念ながら検査に不合格だった( ;∀;)場合は当日なら2回までは不適合箇所を整備して時間内に受けなおすことができます。
3回目もダメだった場合は整備担当窓口に書類を持っていき限定自動車検査証を交付してもらいます。有効期限の15日以内に整備し再検査を受けることになります。
軽微な整備で再検査
今回僕の車は左右のヘッドライトの光軸が規定内に収まっていなかった(規定よりも上向きになっていた)ので一回目は不合格となりました。
一回目の車検(初回登録から3年目)なので落ちるとは思ってなかったのでちょっと焦りました(・_・;)
予備検査場で修正してもらう
札幌運輸支局のすぐ近所に札幌予備検査場という施設があります。ここでは札幌運輸支局でユーザー車検を受ける前にあらかじめ検査してもらうこともできるようです。
大がかりな整備が必要な時は他の整備工場に行く必要がある場合があるようです。
不合格になったらすぐにそこへもっていき不具合箇所を修正してもらうことができます。
予備検査場についたら建物右側から車で入ります。すでに同じように不合格になった車が並んでいます。並んだら車を停めて建物裏側の受付で不具合箇所を言って先に料金を払います。
ヘッドライトの修正は2200円でした。
ボンネットを開けヘッドライトを点灯させ修正作業が行われます。作業自体は5分ほどで終わりました。あっという間(=゚ω゚)
修正が終わったら急いで札幌運輸支局に戻り検査レーンへ並びなおします。特に受付の手続きはいりません。
またまた長い行列なので結構時間かかります。
16:00までに終わらないと別の日の受験となるので面倒です。やはり早めの時間に受ける方がよさそうです。
ちなみに二回目は無事合格でした(^O^)
検査にかかった時間
今回早朝に起きるのがつらいという理由で第3ラウンド(受付12:45-14:00 検査13:00-14:15)を予約しました。
書類記入と自賠責保険購入のためちょっと早めの11:30頃に着きました。
書類受付は予約時間の12:45ちょうどに行きました。そのあとすぐに車に乗り検査レーンに並びました。
一回目不合格になり予備検査場での修正、二回目受け合格し新しい車検証を受け取ったのが15:00頃になってました(;^ω^)
トータル3時間半くらいでした。
もし一回で問題なく合格していたら2時間~2時間半くらいで終わると思います。
まとめ
ユーザー車検は専門業者にやってもらうよりも費用が節約できます。
車の状態をだいたい把握していて自分でメンテナンスもある程度やっていて平日の昼間に時間がとれればおすすめです。ぜひこの記事を参考にユーザー車検に挑戦してみてください!
ここまで見ていただきありがとうございました(^ω^)
ここまで見たけどやっぱり不安、面倒、車の整備のことはよくわからない。
そんな方は安全の為にも専門業者に整備といっしょにやってもらうことをおすすめします。楽天Car車検ならポイントもたまって口コミ、価格を比較しながら業者を選べます。
\ ポイントもたまる /