英語力ほぼゼロから国際線パイロットになるまでの英語勉強方法とコツをご紹介します。
19歳の時に英語ができないままカナダに一人旅に出ました。→カナダへワーホリ海外初一人旅
旅に出て英語の必要性を実感しそこから勉強を始めました。
途中勉強していない時期も含めると、
英検準一級に合格するまで7年くらい。
TOEIC900点まで10年くらいかかりました。
英語力ほぼゼロから海外で飛行機の免許を取得し国際線パイロットになるまで僕がやった英語の勉強方法です。
英語が上達するためにここはポイントだったなっと思えるところを書きます。
プロフィール
北海道が好きすぎて移住してしまった多趣味なおっさん。
元国際線パイロット、元トラック・タクシー運転手
TOEIC900点、英検準1級
海外ドラマをひたすら見る
英語の勉強はほぼやらずに高校時代を過ごしました。その後貯めたお金でカナダへ一人旅に出たんですが全く英語ができずに行ったので最初の頃はかなり大変でした。
到着してからしばらくすると家が見つかりバンクーバーの寿司屋で働き始めました。→ワーホリで寿司職人をした時の話
数カ月が経ち買い物と必要最低限のコミュニケーションが徐々にできるようになってきました。
その頃一番勉強に使ったのがテレビドラマでした。→初心者も動画で英語学習を効率的にする方法
もちろんカナダでやっている現地のテレビドラマです。
日本語字幕も吹き替えもないやつです。
家族が出てくるホームドラマ的なものや若者がいっぱい出てくるトレンディードラマ(古っ(;^ω^))みたいもの、あとは子供向けの番組です。セサミストリートはよく観ていました。
最初のうちは全くわかりませんでした。
わからないのにほぼ毎日たくさん見ていました。
時々辞書で調べながら。
1ヵ月、2ヶ月が過ぎ、3ヵ月が過ぎ、半年くらいが経った頃、急に言ってることがある程度わかるようになってきました。不思議ですが(・_・;)
もちろん難しいこと、専門的なこと、早口やスラングなどは全然わかりません。
ですが大まかな内容、日常会話の部分はかなりわかるようになってきました。
テレビドラマが英語の勉強するのに向いているところは登場人物が様々なシチュエーションで会話をしているところです。
こんな時はこう言うんだとかいった言い回しが映像を見ながら勉強できます。
そして何度も何度も聞いているうちに自然とリスニング力もついてきます。
最初の頃のおすすめは子供向け番組です。
難しいボキャブラリーも少なく会話も比較的ゆっくりです。
今ならテレビやインターネットで海外ドラマとか映画を字幕無しや英語字幕で見れるものもあります。ある程度聞き取れるまで英語のみで見るのが良いと思います。(きれば英語字幕も無しがいいです。聞く能力と読む能力は違います。)
「分からないからあとで字幕付きで見ればいいや」とゆるい気持ちでいると必死に聞こうという気がなくなってしまいます(自分の場合ですが、、、(;^ω^))。
日本語字幕で見たとたんに脳みそは日本語脳にすぐに切り替わってしまいます。
簡単に字幕や吹き替えに切り替えてしまわずに英語の言葉が脳にしみ込むまで何回も何回も観て聴くのがいいです。
ポイントは映像と言葉のセットです。
amazonプライムビデオで英語を勉強しよう 海外ドラマ観るなら<U-NEXT>無料トライアル実施中 海外映画ドラマ30日間無料!見放題Chライト DMM.comボキャブラリー(語彙)をひたすら増やす
僕は物覚えがいいほうではないので英単語を覚える時も何回も書いて覚えました。
中学~高校で学ぶ語彙の数が3000~5000語程度だそうです。
それくらいの数覚えていれば日常会話はできるらしいです。
中学、高校で英語の勉強はほとんどしなかったので授業でやったかもしれないその何千語とやらはごくごく簡単な単語(hello, bye, thank you, apple, pen, goなど)を除いて全くといっていいほど覚えていませんでした。
なので日常で使うボキャブラリーを増やすためにひたすら何回も紙に書いて覚えました。
その単語の日本語での意味(沢山意味があるものは代表的なもの一つ)と綴り、読み方を一度書きます。あとはそれを覚えられるまで英単語のほうを何回も書きました。
数回書くだけで意味も綴りも簡単に覚えられる単語もあれば何度やっても覚えられない単語もあります。
そんな時はさらに何回も何回も書いてもう絶対に忘れないっていうくらいになるまで書きました。
日常会話のある程度の流れは何度も聞いていれば自然にわかるようになってきましたが映画やテレビドラマを観て聞いているだけではどうにもならない部分にボキャブラリーの量があります。
これはかなり時間がかかりますが徐々に増やしていくしかありません。
自分の場合ですが紙の辞書を使い調べて、紙に書いて時間をかけて覚えたほうが長く覚えていられます。簡単に意味だけ調べてそれっきりにした単語はだいたいすぐに忘れます。
ポイントは絶対に忘れないつもりで覚えることです。僕の場合は何度も書いて覚えましたが方法は自分が覚えやすい方法なら何でもいいです。工夫して記憶に残りやすい方法でやるのがいいです。
それでもやっぱり使わなかったり時間が経つと忘れちゃいます(;^ω^)
そしたらまた覚えなおしです。2回目は初めての時より覚えやすくなっています。そうやって結局は繰り返すしか完全に覚えるのは難しいのかもしれません。
ジーニアス英和辞典 第5版英英辞典を使う
これもボキャブラリーに関係します。
ある程度ボキャブラリーが増えてきたなって頃に、さらにわからない単語が出てきたときに英英辞典を使うといいです。
英英辞典は日本語の国語辞典のようなもので言葉の一つ一つを別の言葉や言い回しで説明してくれます。当然ですが英単語の説明を英語でしてくれるわけです。
例えば、
「leaf」という単語は「葉っぱ」という意味ですが
英英辞典では
leaf
noun[ C ]US /lif/plural leavesUS/livz/
leaf noun [C] (PLANT)
any of the flat, usually greenparts of a plant that are joined at one end to the stem or branch:By early November it’s getting cold and the trees are starting to lose their leaves.
leaf noun [C] (PAPER)
a thinflatsubstance, esp. a sheet of paper, or a layer of something:Some of the leaves of the old book had come loose.
出典:Cambridge dictionary
こんな感じでleafという単語を英語で別の言葉を使って説明してくれます。そして例文ものっているので使い方までわかってしまいます。これはボキャブラリーを増やすのにとても良いです。
英語で独り言を言う
少しできるようになってきたら英語で独り言を言うようにしていました。
周りに人がいる時にやると頭おかしい人だと思われるので人がいる時は心の中で英語で独り言を言います。
周りに誰もいない時や車の中なら声を出して言います。
例えば、
“door”
“I am tired”
“a red apple”
“delicious”
内容は何でもいいです。目に映るものでも思ったこと感じたことでも何でもいいです。
もちろん下手でも文法が間違っていても単語のみでも構いません。間違ったところで誰も指摘する人もいません。
大切なポイントは見たものや思ったことを日本語のボキャブラリーの中から探すのではなく自分の持っている英語のボキャブラリーからできるだけ早く探して口に出したり心の中で言ったりします。
そうすることで何か言うときにいつもやっていた「日本語→英語」に変換する頭の中の作業を「英語→英語」にすることで英語脳を少しでも成長させることができます。
英会話スクールへ行く
英語は言葉なのでやはり実際に使わないことには上達しません。
特に英会話、スピーキングですね。
覚えたことを継続的にすぐに何度も使うことで記憶に定着し英語が自分の言葉になります。
かと言って日本で暮らしていたり英語を話す友達もいなかったりそんなに英語を使う機会がないって人が多いと思います。
そしてもうひとつ、独学だとなかなか継続するのが難しいです。
別に英語がなくても困らない日本で暮らしているぶんにはゆるい体と脳が言うことを聞きません(;^ω^)
「疲れた」「忙しい」「見たい番組がある」など
僕もそうでした。
僕は海外の英語学校(ESL・・・English as a Second Language)に行きました。
学校なら行っている時間は強制的に勉強したり話したりします。
期間は途中とぎれとぎれでしたがトータルで1年半くらいは通いました。
結果、とても勉強になり良かったです。
英語学校に行って良かった点は、、
- 発音や発声方法、言い回しなどを英語ネイティブの先生に生で教わることができる。
- わからないところをすぐに聞くことができる。
- 先生や友人と英語を話す機会ができ話す練習になる。
- ESLで教えることを専門にしている先生は教えるのがうまいので効率的に学べる。
- スピーキングだけではなくライティングやリーディング、文法、文化なども学べる。
- 独学でやるより継続できる
- 独学でやるより楽しい
現在はあまり海外に行けないので国内の英語学校やオンラインのスクールなどを利用するのがやはり一人でやるよりも効率よく楽しく継続できるのではと思います。
注意点としては英会話スクールの中にはあまり質の良くない学校だったり先生もいるようです。
できるだけ信頼のおけそうなところを探し初めは無料体験、無料相談などをして選ぶのが良いと思います。
英語が全くできない最初うちは日本人の先生に教えてもらうのもありですね。
授業内容や不安点について色々質問して納得してから始めるのが良いと思います。
英語を使う環境で生活する
英会話スクールへ行くことと似ている気がしますがさらに自分を強制的に英語を使う環境に放り込んでしまうんです。
僕の場合はこれが一番良かったです。なぜなら必要ないと思うと勉強する気にならないからです(;^ω^)
必要に迫られれば否が応でも勉強して英語を使うようになりますからね。
短期旅行ではなくて英語を使う国で長期で生活するのがいいです。
留学、ワーキングホリデー、海外就職、移住などです。 →カナダへワーホリ海外初一人旅
今はなかなか海外に行きづらいのでホテルなどに滞在して集中して勉強する国内留学という方法もあるようです。
勉強方法をいつも工夫する
英語に限らず効率的な勉強方法はほんとに人それぞれです。
物覚えが良い人もいれば僕みたいにそうでもない人もいます。
最初は勉強方法自体がわからないのでまずはうまくいった人のまねをしてみるのがいいです。
ネットで検索すれば色々方法がでてきます。
以下のような点とうまくいかなかった部分を自分に合ったスタイルに勉強方法を工夫しながら変えていくのが良いと思います。
- どうやったら沢山単語を効率的に覚えられるのか
- どうやったらリスニング力が向上するのか
- どうやったら発音が上手くなるのか
- どうやったら会話がスムーズにできるのか
他にも色々あると思いますが継続的に改善しながらいろいろ試せばきっと自分にあったやり方が見つかります。
自分に合ったやり方が一番効率的です。
プロを指名出来るオンライン家庭教師頭の使い方を工夫して英語脳を成長させる
日本語→英語の変換作業をしてから英語を使っていると英語脳はなかなか成長しません。
イメージですが頭の中に日本語脳の他にもう一つ英語脳を作って成長させる感じです。
初めは少ししか単語がありません。
徐々に単語が増えていき他の言葉や思考、感情、映像、状況などとくっつき成長させるイメージです。元々英語のみで育った子供の成長過程のような感じです。
なのでできるだけ映像やシチュエーションとセットでその時思ったことや感じたこと見たものをそのまま英語で覚えてしまうのが良いです。
ある程度の語彙や言い回しの数が増え年数が経つまでは大変ですが、
いつももう一個の脳、英語脳を育てるつもりで勉強すると徐々に英語を使うときは日本語脳から英語脳に切り替えて使うようになります。
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まとめ
僕が英語を勉強する時にここがポイントだったなって思える点をまとめると
- 英語でテレビドラマ、映画を観てシチュエーションとセットで英語を覚えてリスニングも鍛える。
- ボキャブラリーをひたすら増やす。書きまくって必死で覚える。ここは結構大変
- ある程度語彙が増えたら英英辞典を使うようにする。
- 英語で独り言を言う(心の中で言ってもいい)。
- 英語学校で効率的に英語を使う勉強する。
- 勉強方法をいつも工夫して自分に合ったやり方を見つける。
- 英語脳を成長させるイメージをもっておく。英語を使うときは英語脳で。
英語力ほぼゼロから始めたのでそれなりに時間はかかりました。
闇雲に色々なやり方を試した感が否めませんが、、、(;^ω^)
ですがなんとか工夫しながら継続することで少しずつできるようになりました。
言葉を学習する時に重要な「継続」は結構難しいです。
20ヵ国語を話すスティーブ・カウフマンさんとマシュー・ユールデンさんが外国語の学習方法についてとても参考になることを言っています。
参照動画: Steve Kaufmann – lingosteve 「独学で語学を勉強するには?」
参照動画:TEDxTalks 「どんな言語でも簡単に習得する方法」 マシュー・ユールデン
楽しむことがポイントですね(*^-^*)
英語ができるようになれば仕事にも役立ち海外旅行でももちろん役に立ちます。日本人ではない海外の人と話せるようになるのはとても楽しいです。
ひとそれぞれのやり方や考え方があるので是非とも一番いい方法を見つけて効率的に英語学習してください。少しでも参考になれば嬉しいです。
ありがとうございました。
“続けるため”の オンライン英語コーチ「スピークバディ パーソナルコーチング」