近鉄「青の交響曲」乗車記 吉野日帰り往復旅

前から乗ってみたかった近鉄の「青の交響曲(シンフォニー)」で大阪阿部野橋から吉野往復日帰り小旅行に行ってきました。

「青の交響曲」は近鉄の観光特急列車です。

大阪から1時間ちょっとで気軽に行ける世界遺産がある奈良県吉野までを走っています。

普通の電車じゃない豪華列車での非日常体験は大阪阿部野橋駅のホームからはじまります♪

目次

観光特急青の交響曲とは

近鉄の「青の交響曲」は3両編成の古い普通電車を改造し豪華な内装、シート、ラウンジスペース、バーカウンターを備えた観光豪華列車として2016年に誕生しました。

大阪阿部野橋と吉野の間を一日2往復(水曜日除く)しています。

1両目と3両目が座席、真ん中の2両目がラウンジスペースとバーカウンターになっていて軽食、飲み物、オリジナルグッズなどが買えます。

座席数が65席しかない上に人気の列車なので予約必須です。

紺色の車体にゴールドの帯とエンブレムはオリエント急行を思わせるとても落ち着いたデザインでいいですね。

車内設備

1号車と3号車の座席には備え付けテーブルがあり向い合せに座れる4人用サロン席、2人用ツイン席、テーブルがない1人用、2人用のデラックス席もあります(折り畳みテーブルは各席についています)。

画像出典:近畿日本鉄道HP

デラックス席2人用に乗りました。

座席者の室内はこんな感じ。濃い色の木目調の壁、緑色のフカフカのシート、金色の荷物棚、サロン席、ツイン席のテーブルにはスタンド、壁の照明も昼白色のギンギンに明るいものではなくやや明るさを落とした電球色に近い色がいい雰囲気です。

2号車はラウンジスペースとバーカウンター

こちらも木目調の壁に落ち着いた明るさの照明、シートはホテルのラウンジにあるような黒いソファ。窓の大きさは座席車に比べて小さなものになっています。この車両のシートは自由席なので誰でも座ってくつろいだり購入した軽食を食べたりすることができます。

1号車には車いす対応の広くてきれいなお手洗い。

きれいな使いやすいトイレがあるのは安心感が違いますね。

乗車!

今回は大阪阿部野橋から吉野までを往復「青の交響曲」で行きます。

行きは大阪阿部野橋10:10発ー吉野11:28着

帰りは吉野16:04発ー大阪阿部野橋17:22着

吉野ではロープウェイに乗り山の上まで上がりお昼ご飯を食べブラブラしてどっかでデザートなどを食べる計画です(*’▽’)

列車の写真撮りたかったので10時前には駅に到着。もう列車は6番ホームに来ているっぽい!(^^)!

近鉄に乗るのはかなり久しぶり。前回乗ったのは10年前いやもっと前のような気がする、、、、

他にも面白そうな列車がたくさんあるのでこれからはもっと乗らねば。「あをによし」や「しまかぜ」には是非乗ってみたい。

構内の壁に近鉄の路線図が貼ってありました。

近鉄(近畿日本鉄道)は路線総延長が501km!JR以外の私鉄では最長で100年以上の歴史をもつ大きな鉄道会社です。

大阪、奈良、京都、三重、愛知をまたにかける広大なエリアをカバーしています。

今回乗る大阪阿部野橋から吉野は南大阪線・吉野線と呼ばれ、他の路線とは違い線路の幅(レールとレールの間の間隔)が1067mm(狭軌)となっています。他の路線は1435mmで標準軌と呼ばれる新幹線と同じちょっと広い幅の線路になっています。

6番ホームにやってきました。

紺色の車体に金帯、いいですね~!!カッコイイ!!

乗車時間が近づくとホームにはクラシック音楽が流れます♪優雅な気分((#^.^#)

いよいよ乗り込みます。今日の先頭車は貸し切りになっていて団体のお客さんが大勢乗りこんでいきます。

3号車の2人用デラックスシートに座ります。シートの幅も前後の間隔も広くて座り心地もフカフカで良い!!

シートポケットにはバーカウンターで売っているメニューとグッズのリストが入っていました。

大阪阿部野橋ー吉野

列車は時間通りに発車。

吉野までの所要時間は1時間18分。

あっという間(*’ω’*)

「えっ、もう着くの?!もっと乗っていたーい!」と思わせるくらいの感じがいいですね。

車窓を楽しみつつ柿のスイーツとコーヒーを美味しくいただきました。

近鉄のお花いっぱい計画進行中

車内においてあった青の交響曲パンフレットの最後のページにあったんですが、近鉄「吉野線 華いっぱい計画」というのが進行中だそうです。

橿原神宮前駅から吉野駅までの沿線にサクラ、アジサイ、モミジ、ツツジ、キバナコスモスなどを植えて花でいっぱいにし新たな観光資源とする計画らしいです。

これはなんと素晴らしい~!!!

花とか木を植えてきれいに生えそろい楽しませてくれるまでには数年単位または10年、20年とかかります。

他の資料によるとこの計画は「青の交響曲」が運行を開始した同じ時期の2016年に始まりました。

2017年の段階ですでに17000本のモミジやアジサイなどが植えられたようです。

考えてみれば花がいっぱいの場所には必ず人が集まります。

吉野を桜の時期に訪れたら超満員の人でごった返しています。

サクラのお花見だけじゃなく全国各地で毎年フラワーフェスティバルが開催されています。

チューリップ、ヒマワリ、ツツジ、バラ、ネモフィラ、コスモスなど沢山の花が咲く場所には大人から子供までみんなを笑顔にし楽しませてくれます。

これは人が乗らなくて困っている鉄道路線にはいいヒントになりそうです。

近鉄さんやりますね(`・ω・´)

沿線が花でいっぱいになる日が楽しみです!!

参照:トラベルボイス観光産業ニュース2016.4.20

参照:近鉄グループホールディングス株式会社 鉄道事業の環境取り組み

参照:近畿日本鉄道NEWS RELEASE H28.4.19

吉野をぶらり散歩

吉野に到着です。

あいにくの雨です。

でも雨の散歩わりと好きなんですよね。土砂降りじゃなければ。。

ロープウェイに乗って山の上まで行きます。

吉野のロープウェイは日本最古で昭和4年開業!すごいですね!

お昼ご飯は妻と二人で豆腐づくし。カロリー低めの健康食(;^ω^)

全部とっても美味しかったです。

観光シーズンではないので人通りは少なめなのでとても静かでいい雰囲気です。

谷あいの低い雲が幻想的。

中千本の火の見櫓まで行ってみました。世界遺産で国宝でもある金峯山寺蔵王堂が見えます。

坂道をいっぱい歩いたのでここでデザートタイムです(*’ω’*)

くず切りとお茶のセット。黒蜜に浸して食べる葛切り、おいしい!

ロープウェイに戻る途中に木製の「青の交響曲」が置いてあったのでこれに乗って大阪まで帰ります。

あ、これは赤の他人の「青の交響曲」なので勝手に乗ることはできないですね。

危うく無断で乗って帰るところでした(;^ω^)

こうして吉野散歩を楽しんで吉野駅に戻ってきました。

帰りの車内ではラウンジでケーキのセットをいただきました(*‘ω‘ *)食べてばっかり、、、

この後さらに天王寺でラーメンを食べたのでした、、、

記念に青の交響曲キーホルダーを買ってしまいました(^_^)v

キーホルダー裏面

まとめ

片道1時間ちょっとで味わえる非日常の旅、近鉄「青の交響曲」吉野日帰り小旅行はとっても楽しかったです。

人気の列車なので桜のシーズンなんかはなかなか席が取れないようなので早目の予約をおすすめします。

まだ乗ったことない、吉野に行ってみたい方は是非近鉄「青の交響曲」で。

料金は運賃(大阪阿部野橋ー吉野¥990)の他に特急料金+特別車両料金(大人¥730、小人¥370)が必要です。

→予約・購入

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