つつつつつ、ついに夢にまで見たこの日がやってきました!!!ヾ(≧▽≦)ノ
日本で唯一現在走っている定期寝台特急のサンライズ瀬戸・出雲に乗る日がやってきました!
ここ10~20年の間に消えていった寝台列車・夜行列車は数知れず。。。
サンライズ瀬戸・出雲もなくなってしまうんじゃないかなんてうわさもあります。
今回はどうしても乗っておきたかったサンライズ瀬戸A寝台個室シングルデラックス(東京~高松)乗車記と高松うどん&琴電旅です。
じゃらんで高松のホテルを予約する行程
今回は東京から高松へサンライズ瀬戸を利用し高松で一泊、その後ジャンボフェリーの新造船「あおい」に乗って神戸に行く計画です。
寝台列車泊 一睡もせず寝台列車を味わう予定
高松市内泊 たぶんものすごく眠いのでネットカフェで仮眠してからうどんを食べて琴電に乗ってみる
高松をブラブラしたあと昼過ぎのフェリーで神戸へ向かう
料金
今回は東京から高松をA寝台個室利用で料金合計は以下のようになります。
価格 | |
---|---|
東京ー高松 乗車券 | ¥11540 |
特急券 | ¥3300 |
A寝台個室(シングルデラックス) | ¥13980 |
合計 | ¥28820 |
料金表
ちなみにサンライズ瀬戸にはA寝台個室の他にB寝台個室のシングル、シングルツイン、サンライズツイン、ソロ、そして特急料金のみで乗れるノビノビ座席の6種類から選べます。
乗車券のほかに必要な料金は以下の通りになっています。
寝台料金(1人あたり) | 特急料金(1人あたり)※3 | |
---|---|---|
A寝台個室(シングルデラックス) | ¥13980 | ¥3300 |
B寝台個室(シングルツイン)※1 | ¥9600(補助ベッド使用時¥5500増) | ¥3300 |
B寝台個室(シングル) | ¥7700 | ¥3300 |
B寝台個室(ソロ) | ¥6600 | ¥3300 |
B寝台個室(サンライズツイン)※2 | ¥7700 | ¥3300 |
ノビノビ座席 | 寝台料金不要 | ¥3830(閑散期¥200引・繁忙期¥200増) |
※1 シングルツインを補助ベッド使用で2人で使用する場合は寝台料金¥15100と乗車券・特急券が人数分必要です。
※2 サンライズツインは2人用個室です。1人乗車でも寝台券・特急券が2人分必要です。
※3 600km以下で下車される場合の特急料金は距離に応じた値段が設定されています。
予約・購入方法とチケット受け取り方法
サンライズはとても人気の列車でなかなか予約が取れないことで有名だったので東京行きの予定が決まった頃に計画を立て始め1カ月前くらいにネットで検索を開始しました。1ヵ月を切っている日の予約状況はすでにノビノビ座席を除いて連日ほぼ満席( ゚Д゚)
うわさどおり人気です(・_・;)
とれるかな~
荷物が多いのでできれば部屋が若干広めのA寝台個室シングルデラックスかB寝台サンライズツインまたはシングルツインがいいなと思っていました。
出発日が確定したのでその1ヵ月前の昼頃にe5489で検索するとA寝台個室に空きが!!
すぐに予約&購入!!
(。・ω・。)ノ凸”ポチッ
確定です!!!!(((o(*゚▽゚*)o)))
あ~あとは乗車日までワクワクしながら待つだけです。
予約・購入方法
サンライズ出雲・瀬戸の全ての個室・座席が指定席となっていて予約が必要です。
予約・購入は1カ月前の午前10時から、駅のみどりの窓口かネットでできます。インターネットの場合はJR西日本の予約サイト「e5489」またはJR東日本の「えきねっと」からできます。ただし「えきねっと」からの予約はノビノビ座席のみとなっています。「e5489」はすべての個室・座席の予約ができます。
チケット受け取り方法
窓口で切符を購入した場合はその場で受け取ることができますが、インターネットで予約・購入した場合は乗車日までに切符を受け取る必要があります。
JR西日本の「e5489」で予約・購入された方は こちらの駅の窓口や券売機で受け取ることができます。
今回僕は東京駅で乗車前に受け取ることにしました。
東京駅でe5489で予約購入した切符を受け取る場合はJR東海の窓口か券売機で受け取る必要があります。
若干ややこしいんですが、e5489でJR東海エリアを通る列車を予約した場合はJR東日本ではなくJR東海の窓口か券売機で受け取る必要があります。東京駅にはJR東海とJR東日本の窓口・券売機があるので間違えないよう注意です。
東京駅のJR東海の窓口は3カ所
- 八重洲中央口 営業時間5:30-22:45
- 八重洲北口 営業時間5:30-22:45
- 日本橋口 営業時間8:30-19:30
券売機でも受け取れるらしいですがよくわからないので八重洲中央口の窓口に行きました。まだ購入していなかった東京-高松の乗車券もついでに購入。受け取りにはネットで使ったクレジットカードと予約番号も必要です。
東京駅なんてたまにしか行かないし広いし迷う(・_・;)
Google mapにいくら「JR東海みどりの窓口」と入力しても出てきません。表示は「JR全線きっぷうりば」です。JR東海と表示できないのはなんか理由があるんでしょうか、、、
サンライズエクスプレス乗車
夕方、東京ステーションギャラリーで「鉄道と美術の150年」展を楽しんだ後まだ時間があるのと夜は一睡もせずにサンライズを満喫する予定だったのでネットカフェで仮眠をとります。寝台列車なのに寝ないつもりとかどうかしてると思われそうですが乗るのが目的なのでこれでいいんです。
サンライズ出雲・瀬戸の東京駅出発は21:50。
9番線への入線時刻は21:25頃です。
八重洲中央口JR東海の窓口で切符を受け取り食料、お菓子、飲み物を買い込み準備万端。
指定席なのでそんなに早く行く必要はないんですがそわそわワクワクでかなり早くにホームへ来てしまいました。
他にもサンライズにこれから乗車します風の方々がたくさんホームにいます。みんな平静を装っていますが内心はやはりワクワクしているのでしょうか。
21:25、いよいよサンライズエクスプレスの入線です!
きたきたきたー-----ヾ(≧▽≦)ノ
全14両の長い編成。落ち着いた赤とベージュのカラー。285系は運転台が高い位置にありほとんどの車両が2階建てになっていて迫力があります。重厚な感じと風格は583系が寝台特急として使用されていた頃を思い出させます。カッコイイ!!!
サンライズ瀬戸のA寝台は4号車にあります。4号車の1階はB寝台サンライズツイン、2階がA寝台個室になっています。
荷物を自分の部屋に置いたら先頭車両の撮影なんかをするためにもう一度外へ出ます。
サンライズ瀬戸A寝台の室内&車内
外での記念撮影が終わったら部屋に戻り改めてゆっくり室内と車内を見てみます。
A寝台個室シングルデラックス(喫煙室)
細い通路は人が1人通れるくらいの幅。上り階段はA寝台用、下り階段はB寝台用と交互についています。
階段の上には部屋が向い合せになっていてドア横には鍵が付いています。ドアを閉め好きな番号4ケタと#を押してロック、設定した番号を4ケタを押せば鍵が開くようになっています。
室内はこんな感じになってます↓
室内は狭いビジネスホテルくらいって感じでしょうか。壁は木目調で落ち着いた雰囲気です。A寝台ベッドのサイズは196cm×85cmで小柄な僕には充分な広さです。
スリッパ、浴衣、アメニティキット、布団、枕もちゃんとあります。
割と大き目な荷物もじゅうぶんに置けます。
禁煙室がよかったんですが空いてなくて喫煙室にしました。タバコの臭いは全くと言っていいほどしません。
入って右側にはテーブルとイス、照明、コンセント、換気口(開閉可能)があります。灰皿はテーブル左端の下に付いてますが頻繁に使われてる感じではなかったです。
部屋の奥には洗面台がありお湯も出るので顔を洗ったり歯を磨いたりできます。コップもありました。
ベッド横の壁にはコントロールパネルが設置されています。
時計、照明スイッチ、非常ボタン、エアコンの風量調整(温度調節はできない)が付いています。
FMラジオのスイッチがついていますがこれはどうやら使えないようです。
アメニティキットの中にはシャンプー、リンス、髭剃り、石鹸、歯ブラシ、タオル、麺棒など一通り必要なものが入っていますが、これは使わず記念に持って帰ります(#^^#)
A寝台個室シングルデラックス利用者には専用のシャワールームが車両の端にありシャワーカードもキットの中に入っています。
シングルデラックス用シャワー室
4号車、11号車のシングルデラックス用シャワールーム
ドライヤー、ゴミ箱、かご、リンスインシャンプー、ボディーソープは備えられています。
左の青いボタンはシャワールーム使用後に押す洗浄用のスイッチです。押すとシャワールーム内が「ボハっ」というすごい音で洗浄されます。
シャワーはスタートボタンを押してから6分間使用可能。ササッと洗えば足りる時間ですね。丁寧に洗いすぎて泡モコモコのまま時間終了とならないよう注意です。
サンライズ出雲・瀬戸車両編成表
サンライズ出雲・瀬戸それぞれ7両ずつになっています。食堂車もついてたらいいのになぁ~
共用エリア
3号車と10号車には共用のラウンジスペースと自動販売機
またB寝台、ノビノビ座席利用者用のシャワー室とシャワーカード販売機、洗面台も設置されています。
出発!
そうこうしているうちに電車はゆっくり動き出し東京駅をあとにします。
買ってきたご飯を食べながらしばし流れる都会の夜景を楽しみます。
今回はノンアルコールビールで乾杯です( ̄ー ̄)/C□ !
都会を抜け出すと外はほぼ真っ暗。
小田原から熱海付近では海沿いを走るので時折月明かりに照らされた海が見えます。
夜汽車ええですね(*´ω`)
前回寝台に乗ったのは廃止直前の寝台特急「あけぼの」だったなぁ~
その前はだいぶ昔の「あかつき」と「日本海」。
寝台ではなかったけど座席夜行急行の「八甲田」に上野から青森まで乗ったのは中学の頃。
トワイライトエクスプレスと北斗星には結局一度も乗れずこの後悔を一生ひきずったまま生きていくことになってしまった。
今回サンライズに乗れてほんとに良かった。
なんてことを車窓を眺めながらうだうだと考えてました。
ご飯も食べシャワーも浴び、車内探検も終わるとやはり眠くなってきました。
一睡もせずに高松まで起きていようと決めていましたが睡魔には勝てません。
自分を甘やかすタイプの人間なので計画はすぐに変更します。
せっかく快適なベッドも布団もあることなので少し眠ることにしました。
途中何度か目が覚めて時々窓の外を確認。意外に高速で走ってます。もっとゆっくり行ってくれていいのに、、、
緊急停車!
列車は山陽本線を順調に進みます。
すっかり目は覚めて歯磨きをしたりトイレにいったりゴソゴソしていました。
もう間もなく岡山へ到着しようかというその時です。
駅でもなんでもない真っ暗な場所で列車がかなり強めのブレーキで緊急停車!
(; ・`д・´)何事?!
窓の外はまだ暗い6時過ぎ
場所をgoogle mapで確認すると山陽本線の万富駅手前
しばらくすると車掌のアナウンスが、
「鹿と衝突したと思われるので車両と線路の確認のため停車します」
とのこと
だいぶ遅れるかな~
別に急いでないしいいけど、、、
運転手と車掌は早朝から大変だな~なんて思ってまたしばらくすると窓の外を運転手が懐中電灯をもって車両周りを点検しているのが見えました。
14両全部の下回りと線路を一人で点検するのでしょうか。。。結構大変。
20分ほどすると少し動きまた止まりアナウンスが、
「最終の確認を行っております」
とのこと
動き出すようです。
緊急停車をしてから約30分ほどして岡山へ向けて再出発です。
窓の外はようやく明るくなってきました。
岡山~瀬戸大橋~高松
サンライズは無事に岡山駅へ到着しました。
列車はここで出雲市行きの「サンライズ出雲」と高松行きの「サンライズ瀬戸」に分離しそれぞれの目的地へと向かいます。
鹿さんには申し訳ないですが30分ほど遅れたので瀬戸大橋からの朝日がきれいに見えたのでした。
約30分遅れで高松に到着。
10時間ほどの寝台列車の旅はあっという間でした。
高松駅では透き通る青空が迎えてくれました(^O^)/
夢のような寝台列車旅を終え今もその余韻に浸っています。
また乗りたい。。。
そして願わくば日本中に長距離寝台列車が走る日がまたきてほしい
高松うどん観光と琴電の旅
朝8時頃に高松に着き駅2階の喫茶店で朝食をとり今日と明日の計画を練ります。
今夜泊まるホテルに電話すると荷物は預かってくれるとのことだったので荷物を持って高松駅すぐ近くのホテルへ。
結局列車では3時間くらいしか寝てないので結構眠い。
なので琴電瓦町駅近くのネットカフェ(快活クラブ)で仮眠することに。
昼過ぎまで寝たらスッキリ(^O^)/
うどん食べます!!
さすがに「うどん県」、うどん屋がそこらじゅうにあります。
ネットカフェ近くのうどん屋でちょっと遅い昼ご飯。
おでんも美味しそうだったのつけちゃいました♪
ハイパーイン高松駅前を予約することでん乗り鉄 高松~琴平
ことでん(高松琴平電気鉄道)には今回初めての乗車。
昔、京急や京王、名鉄などで活躍していた古い車両たちがことでんに集められ今も元気に走っています。
様々な車両が見られるのでとても楽しみにしていました(^^♪
高松築港駅は高松城のすぐ隣。琴平線に乗って琴電琴平駅まで往復してみます。
のどかな風景の中を電車は走ります。もちろん先頭車両で景色を楽しみます。
ガタンゴトンとかなり揺れます。
ことでん先頭車両からの風景
往復2時間ほどのことでん小旅行はとっても楽しめました♪
自分の町にこんな電車が走ってるなんて高松市民がうらやましいです!!
高松シンボルタワーと高松城そしてうどん
次の日はまたまたホテルに荷物を預かってもらい昼過ぎのフェリーの時間までさらに高松を楽しんじゃいます(#^^#)
高松駅前には高いタワーがあるのでネットで調べるとどうやら無料で上の展望室までいけるようなので行ってみることにしました。
今日も良い天気で青空がきれいです。
高松シンボルタワーの展望スペース営業時間は10:00~17:00です。10時ちょうどにエレベーターに乗って一気に30階展望室へ。
エレベーターを降りると絶景が広がっています(^O^)/
少し霞んではいましたがかなり遠くの山や瀬戸内海の島々が見えました。
高松駅も上から一望。サンライズがちょうど入ってきました。(入れ替え作業?)
晴れた日には是非展望台に上ってみてください。おすすめです。
まだ時間あるので次に高松城跡へも歩いて行ってみます。
近くの港には瀬戸内海の島々へ行くフェリーが出入りしていい雰囲気です。
高松城跡(玉藻公園)の入園料は200円。
天守閣は残っていませんが広大な敷地には美しい庭園と歴史資料館などがあり散歩コースとしても楽しめそうです。
お堀にはなんと鯛やスズキもいてエサやり体験ができてしまいます。エサ100円。お堀にコイとかフナじゃなく鯛がいるとこなんて他にあるんでしょうか、、、
そんなこんなで広い敷地を歩き回りけっこうじっくり資料館などを見ていたら時間が経っていました。
そろそろお昼ご飯を食べないとってことで今回二回目のうどんです( *´ސު`*)
お城の近くのうどん屋で釜玉うどんをいただきます。今日はナスのてんぷらとコロッケをつけちゃいました(^_^)v
満喫高松旅行のシメにうどん美味しくいただきました。
この後サンライズ瀬戸の思い出を胸に神戸行きのフェリーへと乗り込んだのでした。